信頼されるということ
先日、プレゼント用にとオーダーいただいていたものが完成しました。
手探りで話を伺いながら、贈られる方のイメージを膨らませて作るプレゼントオーダー。
お相手のことを直接、存じ上げないので最初は控えめにデザインしておりました。
個性は出しつつシンプルに、どんな方にも受け入れやすく……そんな風に考えながら製作していたのですが完成した後、自分の中で何か物足りない気分が。
オーダーいただいたお客様にご提案するととても喜んでくださいました。
私も“これで良かったんだ”とホッと胸を撫で下ろしたのですが、やはりまだまだ装飾したい自分が居ました。
そこでお客様に追加装飾を承ることもできる旨お伝えすると、「cherouiteさんのセンスを信じているので最初っから丸投げしたかったくらいです。思うようにやってください」と言っていただきました。
もう私は鎖を解いてもらった鳥のような気分になりました。
そこでさらに装飾させていただくことに。
最終的に仕上がったのがこちら。
完全に私の好みです。
前の方がシンプルで良かったと思われる方もいるかも知れませんが“これぞcherouite”なデザインに仕上がり、お客様にも納得いただけて本当に満足できる製作を体験することができました。
思い返せばこんな風に“全部お任せします”と言っていただいてオーダーくださるお客様が多かったように思います。
この私が全部決めても良いのですか?と戸惑いながら、そうは言ってもお客様の好みなどに思いを巡らせながら手探りで仕上げていくフルオーダー。
この共同作業は本当に充実していて、お客様に寄り添う時間は宝物。
これがハンドメイドであり、ブランド立ち上げ当初から私が求めている心の通った物流なのだと思います。
そしてお客様も知らず知らずのうちに、大切にしたい部分が通じる人がcherouiteを求めて来てくださっているのだと感じます。
その方たちの期待を裏切らないよう、cherouiteを始めると決めたときに胸に抱いたことを守っていこうとする姿勢に信頼が付いてくるのだと信じて、これからもブレずにいきたいです。
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