最後は想いの強さで決まる

今、注目されている音楽プロデューサーのトリル・ダイナスティさん。この方お若いのにスゴイ! 何がスゴイかって他の誰よりも夢への執念がスゴイんです。

この方がどういう人物なのかはググってもらえればすぐに出てくるので詳しい説明は無しにして、全米ビルボードチャートで1位になった楽曲に携わったのだとか。日本人では初のことらしいですよ。
元々、町工場でお勤めしていたごくごく普通の青年が海外アーティストの楽曲製作に携わることになるきっかけは、SNSで海外プロデューサーに自分の楽曲を送り続けたことだったそう。

自分を卑下することなく可能性に賭けて、一番難しい高みの目標から潰していくという世間通念の逆張り。そして何より結果が出るまでやり続ける。

これって簡単なようで、なかなかできないことだと思います。

業界にコネがあった訳でもなく、長年音楽のことに携わってきた訳でも無い。後ろ盾も経験もないそんな中で自分の作るものに自信を持つことは至難の業。
どうしても“まだ駆け出しだから”とか、“自分なんてまだそのレベルに達して無いから”なんて考えがちで、初めから海外進出を考えてトップレベルに掛け合うなんてことは普通はできません。

けれど来もしない縁を待つより自分を信じて体当たりでぶつかっていくこと、それも初めっから最終目標さながらの高みを狙うことは、ひょっとすると一番、近道なのかもしれない。

最初から高いレベルを目掛けて製作すれば自ずとレベルの高いものを作ろうと心がける。

当たれば箔が付くので業界の人たちから一目置かれるだろうし、また信頼も得られるので依頼も来やすい。

もしそれでダメでも今の自分の立ち位置が明確になる。そのときは辛いかも知れないけれど立ち位置さえ分かれば次、何をするべきかが自ずと見えてきてレベルを上げていくための流れが見えてくる。

地道にコツコツ、着実に一歩ずつ。そんな古いやり方だと自分に足りないものを見つけるのに時間がかかってしまいますが、この方法だと最短で自分のレベルを上げることができる。

そして最も感心すべきは反応が得られるまでやり続けたということ。

彼のことはテレビのとある番組の特集でサラリと見聞きしただけで詳しくは知りませんが、海外のプロデューサーに自分の楽曲を送り続けたという行動に執念を感じずにはいられませんでした。

彼がこんな風に挑戦できたのは、もしかしたら業界の知識や人脈が全くなかった故なのかもしれない。“知らぬが仏”で萎縮することなく伸び伸びと自分らしく表現できたことが良かったのかも……と。

元々、才能もあっただろうけれど、それもうまく活かさなければ宝の持ち腐れになってしまいますから、とても効率良く動けた結果なんだなぁと見ていて思いました。

最後には想いの強さが自分自身も人をも動かすのだということを感じずにはいられないエピソードでした。

cherouite〜シャルウィット〜

切りっぱなしで仕上げた布のアクセサリー モロッコの伝統的なラグ、ボ・シャルウィットの 自由でカラフルなデザインとの出会いから cherouiteは始まりました。

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