謙虚と過小評価
3カ月ほど前、反省する出来事がありました。
“謙虚”と“過小評価”は違うということ。
よく私のボンボンを見て興味を持ってくださる方に作り方を聞かれるのですが、そのとき私はこう答えていました。
「誰にでも作れますよ」と。
口ではそう言いながら、心の中では「やってみればいい。きっとできないから」と思っていたりする。
そう思わないと精神的に潰されそうだから。
けど本当に特別なことは何もしていない。ただ手間と時間をかけているだけ。
ずっと、“私なんかにできるなら誰にでもできる”、自分の作品のことをそんな風に思っていました。
作家友だちがそんな私の発言を聞いて、「そんなことないよ。ていねいに作ってるし、すごく手間のかかることやってるやん。あれは誰にでもできないよ。自分の作品のこと、そんな風に言ったらアカン」と言ってくれたのを聞いて、初めて自分の作品の価値を知りました。
“常に謙虚であれ”とは自分への教訓なのだけれど、謙虚が過小評価になってはいけない。
自分の作品に大切なお金を払って買ってくれるお客様のためにも、もっと自分を正当に評価し、自信を持って作品を送り出すべきだと。
自信をなくすことなんて、しょっちゅう。
傷つきたくないから、自分を守りたいから、どこかでハードルを上げないようにしていたのかもしれない。
弱い自分に負けそうになる自分との葛藤の中でも自信を失わないようにしよう。
強くならなきゃ。
0コメント