ブランドとしての立ち位置
今年に入って仕事を辞めハンドメイド一本でやっていくと決めてから、それまでは考えもしなかったビジネスという視点で物事を見定めなくてはいけなくなりました。
悩ましいことは多々あるけれど、そのうちの一つ、“馴れ合いを止める”という考え方についてどう向き合うべきかということは常に迷っています。
具体的にどういうことかというと、友人知人の顧客様との関係性について。
新しいお客様を獲得していくためには、SNS上でやり取りしていたそれまでの友人たちとの関わり方を、誰が見ても気持ちの良いものに変えていく必要があるということ。
あまり内輪感が出過ぎると初めての人が敬遠してしまう心理はよく分かります。私だって仲間内のノリが出まくっているところには入りづらいですから。
だからきちんとブランディングをするなら、そういう馴れ合いを辞めなくてはいけないことはよく分かっているつもりです。
けれどここまでやって来られたのは友人知人の応援のおかげが大きく、そこは絶対に忘れてはいけないと思うのです。
私がリブランディングしてcherouiteのイメージを変えたからと言って、SNSのコメントの返事までお堅くしてしまうことに、どうしても抵抗があってできずにいます。
きっとコンサルタントが居たら、キツくお灸を据えられるのでしょう。
何事も目的から逆算する必要がありますから、しっかりとブランドを立たせていきたいという自分の目標に照らし合わせると、この部分を踏み切れずにいることで目標達成までの道のりは遠のきます。
自分のことなのだから自分が決めればいいことなんですけどね(笑)
何も難しく考える必要はないのです。“今はまだそのときではないと思っている”ということにしておきます。
先日、長らくcherouiteを愛用してくれている友人からメッセージが届きました。
メッセージをくれた彼女は高校の同級生で、お互い結婚して子育て世代になってから同窓会で再会し、インスタで自分たちのアカウントを知らず知らず見合っていたことが分かり、そこからずーっと今もcherouiteのヘビーユーザーで居てくれている。
彼女は私のアクセサリーと出会うまではイヤーアクセサリーは着けていませんでした。
それが今では新作が出たらいち早く購入してくれ、仕事でもプライベートでも着けて楽しんでくれています。
その彼女は事あるごとにcherouiteのアクセサリーに出会えた感動を語ってくれます。そして私もそんな彼女にいつも勇気をもらっている。
ブランドを立ち上げた8年前から、常に自問自答すること。自分がアクセサリーを作る意味。
そこの部分はこれからもブレずに向き合っていきたいと思います。
cherouiteが今後どんなブランドに成長していくのか自分でも楽しみです。
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