枠にはめないものづくり
cherouiteは着ける人と一緒に価値を見出していくブランドだと考えています。
作っている私自身が改めて見ると驚くほどに、さまざまなテイストでデザインしています。
例えばこちらはオータムカラーでまとめたアイテム。
こちらはパープルが効いたビビッドで個性的なアイテム。
こちらはブルーでまとめたクールな印象のアイテム。
打って変わってこちらは赤を差し色にしたポップなアイテム。
はたまたこちらは正統派の崩しアイテムのような落ち着いた印象。
マニッシュコーデやアメカジファッションなんかに合いそうなアイテム。
それとは真反対な印象のフェミニンなアイテム。
モードやモードカジュアルなアイテム。
どうですか?見事にバラバラなテイストですね。
ブランドなのにこんなにチグハグでいいのだろうか。
そんなことに悩んだ時期もありました。
ですが私自身がたくさんの人やものが大好きで、どれが一番って選び切れないのです。
それにアクセサリーはあくまで脇役で、「主役は着ける人自身」だと常々、思っていることも、このようなデザイン展開になることの一つ。
この思考は私がライター養成専門学校で文章を学んだ経験から来ています。
ある講座で、“文章というものは書いている人のものではない。読む人のもの”だと講師に教わりました。
その指導は私にとって衝撃でした。最後は読み手に委ねる文章の書き方。それは書き手は主役を奪ってはいけないということ。いつでも主役は読む人自身なのだと、独りよがりな文章を書いていたことを反省しました。
その経験から、私の作るアクセサリーは常に着ける人に寄り添って作っています。
デザイナーとしては、この心持ちは弱すぎるのかも知れません。
けれど私は、着ける人が輝くものを届けたいと思っています。
着けるべき本人も気付いていない心の声を引き出したいと思っています。
手に取った人の心がパッと明るくなるような、その一つからいろんな希望や夢が広がっていくような、そんな“出会い”の先にcherouiteのアクセサリーも輝いていくのだと感じています。
“ここにこの色を持ってきたのはこういうイメージなのかな?”とか、“こんな素材を合わせたのはこういう印象にしたかったからかな?”とか、“よく見るとここの部分がこんな風になってる!”とか、“なんとなく全体の雰囲気がツボなの!”とか。
そんな風に、ご購入いただくときにはお会いできなかった方とも、私が作るモノを通して心が繋がれたらいいなぁ。そんな風に思いながらものづくりしています。
あなたが最もあなたらしく居られるよう、cherouiteのアクセサリーと出会って、「こんなのもありなんだ」と自分の枠を取っ払ってもらえたらうれしいです。
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